2024年8月22日木曜日

吉村昭「戦艦武蔵」(新潮文庫)



戦艦 武蔵。

日本帝国海軍が夢と野望を託した不沈の要塞。 

 全国で棕櫚(シュロ)が姿を消す中、長崎の造船所では秘密裏に巨大な影が姿を現し始めていた。 

※機密保持のために見えないように隠すために使用した

長さ263メートル、幅38.9メートル。

46センチ砲という驚異の火力を誇るこの鋼鉄の塊。

その建造には、日本の技術の粋を集めた数千の技術者たちの魂が注ぎ込まれた。 

しかし、時代は既に航空機の時代へと移り変わっていた。

戦艦の時代は終わりを告げようとしていたのだ。 

それでも、武蔵は大海原へと繰り出した。

艦上には2300人の乗組員。

彼らの胸には、祖国への誇りと不安が交錯していた。 

そして運命の日、1944年10月24日。

レイテ沖海戦で、武蔵は数百機の敵機に囲まれた。

魚雷と爆弾の雨。不沈と謳われた巨艦は、その巨体を海の藻屑と消した。

戦艦武蔵。それは人間の狂気と執念が生み出した悲劇の象徴。

膨大な資源と人命を費やし、わずか3年で海底に沈んだ夢の結末を描き出す。 


※プロンプト秘話※
武蔵は大和と同型艦

「戦艦武蔵がドックに入っている姿を描いてください」
いきなりサムネ候補キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

レイテ沖海戦を俯瞰図で描いてください
よくみるとおかしな点が。。。上の方だけ採用。

「この海に沈む戦艦武蔵。苔むして錆びついた砲台をドアップで描いてください。
周囲は美しい魚たちが泳いでいる」

雰囲気だけはでてる。。。想像図







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