『未完の天才 南方熊楠』 - 才能と謎に満ちた生涯
直木賞候補作 岩井圭也著「われは熊楠」の副読本としておすすめ。
南方熊楠は、19世界紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した天才的な存在。植物学、動物学、民俗学、言語学など、多岐にわたる分野で卓越した業績を残した。
しかし、その半面で、研究や著作のほとんどが未完に終わっている
。
なぜ熊楠は完成を嫌ったのでしょうか。
途中で次々と新しい関心事に移り、それを追求するうちに前の研究は放置されてしまったのだ。
そんな"好奇心の赴くままに"生きた熊楠の生き方には、常に新たな発見と気付きがあったのだった。
本書では、熊楠をめぐる13の謎を最新の研究から紐解きながら、この天才の生涯と、その"未完性"の理由に迫る。
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