2024年6月16日日曜日

志村 真幸「未完の天才 南方熊楠」講談社現代新書



 『未完の天才 南方熊楠』 - 才能と謎に満ちた生涯

直木賞候補作 岩井圭也著「われは熊楠」の副読本としておすすめ。 

南方熊楠は、19世界紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した天才的な存在。植物学、動物学、民俗学、言語学など、多岐にわたる分野で卓越した業績を残した。

しかし、その半面で、研究や著作のほとんどが未完に終わっている 。

 なぜ熊楠は完成を嫌ったのでしょうか。
途中で次々と新しい関心事に移り、それを追求するうちに前の研究は放置されてしまったのだ。

そんな"好奇心の赴くままに"生きた熊楠の生き方には、常に新たな発見と気付きがあったのだった。 

 本書では、熊楠をめぐる13の謎を最新の研究から紐解きながら、この天才の生涯と、その"未完性"の理由に迫る。 

0 件のコメント:

コメントを投稿