キンドラーのリスト読み原稿〜kindle探検隊の閉架書庫〜

「キンドラーのリスト」コンセプト。それは、売れ筋じゃないけど「読んでほしい本」を紹介して忘れられた名作の救済になればという思いで作ってます。 日陰で泣いてる本たちの救済…自己満とニーズの狭間で、人気チャンネルへの道は程遠い。 ふらっと立ち寄って、さくっと内容が分かって、興味を持っていただける1冊との出逢いのヒントになれば嬉しいです♪

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2024年10月13日日曜日

手塚 正己「海軍の男たち 士官と下士官兵の物語 」(PHP研究所)

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著者はドキュメンタリー映画「軍艦武蔵」の制作を通じて旧海軍軍人との面談を重ねてきた。 本書は太平洋戦争中の日本海軍の生活を克明に記録し、軍の絶対的なヒエラルキーや過酷な訓練の実態を描く。 鉄拳制裁や精神注入棒などの暴力的な訓練方法や、それに耐えた元海軍軍人たちが「もう一度海軍...

宿野かほる「ルビンの壺が割れた」(新潮文庫)

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  「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」  すべては一通のメッセージから始まる―― かつての恋人に届いた突然の連絡。 28年前、結婚を誓い合ったが、その約束は儚く砕け散った過去を持つ。  フェイスブックで再び交わされる言葉たちは、過去の傷と隠され...

シェリー「フランケンシュタイン」 (光文社古典新訳文庫)

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※何が原因かわかりませんが、youtubeのガイドラインに引っかかったようでインプレッションがまったくありませんでした。動画は非公開にしました。手元に残っていた画像で紙芝居仕立てでお送りします。 科学者ヴィクター・フランケンシュタイン博士は、常人を超えた知識と科学への執念で、人間...

江戸川乱歩「人間椅子」 (春陽堂書店)

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あなたが今座っている椅子の中に、誰かが潜んでいると想像したことはあるだろうか。   醜い容姿にコンプレックスを抱える家具職人が、自ら製作した椅子の中に潜り込み、座る人の温もりを感じる...。   その異常な行為は、やがて犯罪へと発展していく。   しかし、この物語の真の恐怖は...

石牟礼 道子「新装版 苦海浄土」 (講談社文庫)

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かつて水俣は、豊かな海の恵みと共に生きる人々の楽園だった。 しかし、その美しい海は静かに、そして確実に汚されていった。   工場から流された有機水銀。 それは魚介類を通じて人々の体内に蓄積され、やがて悲劇は始まった。 手足の感覚がマヒし、言葉を失い、痙攣に苦しむ患者たち。 生まれ...

安田 浩一「ネット私刑(リンチ)」 (扶桑社BOOKS)

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  「あなたは、知らぬ間に加害者になっていないだろうか?」   ネット上で見かける衝撃的なニュース。 思わず怒りがこみ上げる。 そんな時、あなたはどうするだろうか?   コメント欄には憎しみに満ちた言葉が並び、個人情報が次々と晒されていく。 正義のつもりで投稿したその一言が、...

スティーヴンスン「宝島」 (光文社古典新訳文庫)

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薄暗い港町の片隅。 少年ジムの目に飛び込んだのは、傷だらけの老水夫が握りしめる一枚の地図。 それは、伝説の海賊フリントが隠した莫大な財宝への道標だった。   運命に導かれるように、ジムは大海原へと漕ぎ出す。 しかし、航海の陰には恐るべき策略が潜んでいた。船のコック、ジョン・シルバ...
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読むのが苦手で国語はいつも赤点ギリギリ。それでも小説から本が好きになったはいいけど、読むのが遅く1冊数か月かかることも。 そんなとき、iphoneのkindleを読み上げ機能で読ませる裏技で苦手を克服。年間200冊を超えるまでになりました♪ 読書が苦手でも、読み上げならラジオ感覚で読書が楽しめる喜びをいろんなかたにお届けできれば幸いです♪
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