2024年7月1日月曜日

司馬 遼太郎「項羽と劉邦 上中下」(新潮文庫)



紀元前3世紀末の中国。秦の始皇帝の死後、天下は再び大乱の時代に突入した。 

この混沌の中から立ち上がった二人の英雄、楚の猛将・項羽と沛のごろつき上がりの劉邦の壮絶な戦いが始まった。 

勇猛無比の項羽と、人望厚き劉邦。対照的な二人が天下を賭けて火花を散らす姿に、胸が高鳴る。

鉅鹿の戦い、鴻門の会、垓下の包囲戦。歴史に名を残す激闘の数々と故事。 

劉邦が百敗しつつもついに楚を破り、漢帝国を樹立するまでを描く壮大な歴史絵巻。


※編集秘話※
この本は高校の現代国語の教科書に載っていた本。それまでは歴史の年表だの、出来事を暗記しないといけない社会が大嫌いだった。

この本で人間ドラマが生き生きと描かれており、歴史はドラマの連続であることを知った。そこからが歴史の沼。中国古典にハマるキッカケになった思い出の本。

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