紀元前3世紀末の中国。秦の始皇帝の死後、天下は再び大乱の時代に突入した。
この混沌の中から立ち上がった二人の英雄、楚の猛将・項羽と沛のごろつき上がりの劉邦の壮絶な戦いが始まった。
勇猛無比の項羽と、人望厚き劉邦。対照的な二人が天下を賭けて火花を散らす姿に、胸が高鳴る。
鉅鹿の戦い、鴻門の会、垓下の包囲戦。歴史に名を残す激闘の数々と故事。
劉邦が百敗しつつもついに楚を破り、漢帝国を樹立するまでを描く壮大な歴史絵巻。
※編集秘話※
この本は高校の現代国語の教科書に載っていた本。それまでは歴史の年表だの、出来事を暗記しないといけない社会が大嫌いだった。
この本で人間ドラマが生き生きと描かれており、歴史はドラマの連続であることを知った。そこからが歴史の沼。中国古典にハマるキッカケになった思い出の本。
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