太平洋の荒波が轟く中、16人の魂が試される壮絶な物語。
明治31年、帆船・龍睡丸が激しい嵐に呑み込まれた。
船は無惨にも座礁し、16人の乗組員たちは命からがら小さな無人島へと漂着。
ミッドウェー近海のパールアンドハーミーズ環礁であった。
そこには食料も水も、生きるための術もない。
彼らを待ち受けるのは、過酷な運命だけだった。
しかし、この16人の日本男児たちは決して諦めなかった。
彼らの心には、祖国への強い思いと、仲間を守る熱い信念が燃えていた。
想像を絶する困難の中、彼らは驚くべき知恵と工夫で次々と難題を乗り越えていく。
海亀の牧場を作り出し、雨水を集める装置を編み出し、さらには孤独な島での生活に彩りを添えるお茶会まで開催した。
人間の可能性と希望の力を、鮮烈に描き出す感動のドラマ。
絶望的な状況でさえも、16人の強い絆が乗り越えていく姿は勇気を与えてくれる。
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