2024年9月11日水曜日

野上 彌生子「海神丸」 (岩波文庫)

 



「われたちが生きながら餓鬼道に落ちたんじゃ」

大海原に漂う1隻の船。そこには4人の乗組員の姿があった。

大正6年、九州の小さな港を出た海神丸は、突如の暴風雨に見舞われ遭難。

食糧も水も底をつき、飢えと渇きに苛まれた男たちは次第に狂気に冒されていく。 

『もう、食うもんがねえ...』 

『お前の足、うまそうだな...』 

極限状態で露わになる人間の本性。

◯人への恐ろしい衝動。そして、ついに起こってしまった悲劇。 

野上弥生子が実在の海難事故を題材に描いた傑作小説「海神丸」。

わずか70ページほどの短編ながら、読む者の心を掴んで離さない衝撃の物語。 

◯人を意図した殺人、そして隠蔽。

事件の真相は50年後、意外な形で明らかになる。 


※プロンプト秘話※
帆掛け船と帆前船。違うらしい。前者は和船。後者は洋船らしい。
今回の小説の舞台はどうやらスクーナー船とのこと。

「海に浮かぶ帆前船を描いて下さい。日本人たちが乗っている。時代は大正」




冒頭部からショッキングな画像。ガイドラインに抵触しない程度に。テレビドラマで土左衛門の足がでているのはたぶんNGにはならないだろうから、アレで。

「薄暗い船倉。周りには食料を入れる樽がいくつかあるがすべて空っぽ。その間に仰向けに横たわる男性の足が見えている。眠っている。描いてください」

いきなりドンピシャ。🙏

サムネはやはりアレ。シャイニングをイメージ。
イメージに近かったのは初めて使う,googleのgeminiの画像生成。
英語でないと描いてくれない。しかも人物はまだかけない子らしい。
google翻訳でプロンプトを英訳する手間はレオナルドAIと同様。


プレビューが荒い画像でしかでてこない。

サムネ候補キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!







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