2024年9月3日火曜日

夏井 睦「患者よ、医者から逃げろ~その手術、本当に必要ですか?~」 (光文社新書)





 

熱傷に悩む患者さんに希望を与える ー湿潤治療の驚くべき回復力 

熱傷や火傷の治療は、これまで「植皮手術」が標準的な治療方法とされてきた。

しかし、この本で紹介する湿潤治療は、その常識を覆す驚くべき効果を生み出している。 

著者の夏井先生は、長年の研究と症例の積み重ねから、熱傷患者の回復を劇的に短縮し、しかも美しい仕上がりを実現する湿潤治療法を確立した。

これまでの熱傷治療では、患者さんに大きな痛みと後遺症が伴っていたが、湿潤治療ではそうした問題がほとんど起こらないという。 

例えば、高熱傷患者でも、植皮手術は不要になり、傷跡も目立たないまま美しく治る。

また、重度の熱傷でも、湿潤治療により感染症や筋肉の障害などの合併症を防ぐことができるのだ。 

この湿潤治療の仕組みを詳しく解説すると、傷の表面を湿らせ続けることで、自然治癒力を最大限に引き出すことができる。

従来の治療では乾燥させていたため、細胞の再生が阻害されていたのに対し、湿潤治療では細胞の再生を促進するのだ。 

驚くべきは、湿潤治療が医療従事者でなくとも実践できるということ。

ラップとワセリンさえあれば、自宅でも手軽に始められる。

これにより、早期の社会復帰も可能になるのだ。 

一方で、依然として多くの医療現場では、植皮手術が標準治療として行われ続けている。なぜ、湿潤治療が広まらないのか。

著者は、医療従事者の「慣れ」と「無知」が大きな要因だと指摘する。


※ここだけの話※ 

また、動画では触れていないが、合成界面活性剤の害悪についても述べられている。 ワセリンは眼球に塗っても痛みはないが、いわゆるクリームなどには合成界面活性剤が含まれているため、激烈な痛みが走るとか。そしてこの合成界面活性剤は、乾燥を促進させるため皮膚の修復には何の役にも立たないとのこと。 シャンプー、ハンドソープはなるべく使わないようにすることに決めた。

おかげで洗剤で荒れた手の表面がいくらか楽になった。

これまではジュクジュクして、びらん状態が続いており乾燥が進めばまた痒くなりかかじって浸出液が出る。痒くなる。永遠のかかじりループ。これ、実は脳内では快感物質が放出されており、ドラッグでハイになっているのと同じ状態だとか。

※プロンプト秘話※
「美しい日本人女性が手元に食品用ラップとワセリン
の瓶をおいて笑顔でコチラをみている姿を描いてください」

おしいなぁ

食品用のサランラップとワセリンの入った瓶

サムネ候補キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ボンドもってる人もいる







 

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