8月15日を過ぎてなお、本土防衛のために戦った兵士たちがいた。 終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に、戦争の理不尽さと人間の尊厳を描き出す。
1945年の夏、敗戦の見えない日本。
東京の出版社員・片岡直哉は45歳で兵役に召集された。
分からぬままの彼は、医師の菊池、そして歴戦の軍曹・鬼熊と共に美しい北の孤島「占守島」へ向かう。
孤島で待っていたのは、再び始まった"戦争"の理不尽な現実だった。
戦闘は進むごとに意味を失い、部隊は食糧も弾薬も底をついていく。
しかし上官からは「最後の一人までと」の命令が...。
敗戦直後の混乱の中、彼らは何を守り抜かねばならないのか?
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