2024年5月23日木曜日

伊東潤「西郷の首」(角川文庫)


 

史実に基づいた友情と別離の物語。加賀版「翔ぶが如く」。 

 明治維新の混乱に翻弄された加賀藩の二人の武士、千田文次郎と島田一郎。かつては「竹馬の友」と呼ばれた仲の良い親友だったが、運命の歯車が二人を別々の道へと導く。 

 千田は西郷隆盛の首を発見した軍人として名を馳せ、一方の島田は大久保利通暗殺の実行犯となる。

激動の幕末維新、そして明治を駆け抜けた二人の運命の行く末に待つものは何か?友情を超える別離と壮絶な運命に立ち向かった二人の武士の生き様が描かれる。 

0 件のコメント:

コメントを投稿