2024年9月8日日曜日

半藤一利「ソ連が満洲に侵攻した夏」(文春文庫)



 

この本では以下の5つの事実が明かされる。

1. 日本軍首脳部の致命的な判断ミス 
2. 非戦闘員保護の国際常識の欠如 
3. ソ連軍による残虐行為の実態 
4. 見捨てられた満州開拓民の悲劇 
5. 戦後処理における日本政府の無能さ 

1945年8月、第二次世界大戦末期。

ソ連軍が満州に侵攻し、そこに残された100万人以上の日本人の運命が一変した。 

 平和な農地を開拓し、新しい人生を夢見ていた人々。

その夢は一瞬にして悪夢と化した。 

 ソ連軍の進軍。

略奪、暴行、殺戮。逃げ場を失った民間人たち。 

 ある女性は涙ながらに語る。

「くじ引きで残される女性を決めた。私は運良く逃げられたが、友人たちの悲鳴が今も耳に残る」 

 軍や政府に見捨てられ、極寒の地へ。

シベリア抑留。多くの人が帰らぬ人となった。 

生き残った人々の苦難の道のり。

故郷への想いを胸に、何年もの歳月をかけて日本へ。 

彼らの苦難を忘れてはいけない。

平和の尊さを、そして人間の強さを教えてくれる、忘れられない歴史の1ページ。 

あなたの祖父母や曾祖父母にも、似たような経験をした人がいるかもしれない。

その声に耳を傾けよう。


※プロンプト秘話※

「昭和初期、日本人の満州の開拓民が平和に過ごしている姿を描いてください。都心部」

                「場所は満州。荒野」


シベリア抑留のテレビ番組で見た景色。
「手前から奥に向かって走る真っ白な雪原の真ん中に鉄道の線路。
左右には無数の十字架の墓が続いている。描いてください。」

昭和20年代の満州。若く美しい日本人女性たちが
不安そうにこちらをみている姿を描いてください
沢口◯子風。素敵。








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