2024年7月8日月曜日

吉川英治「鳴門秘帖」(吉川英治歴史・時代文庫)



剣と恋が交錯する壮大な物語。
 江戸時代、謎に包まれた阿波国に 幕府隠密の世阿弥が 倒幕の血判状鳴門秘帖を探るために潜入した。 

その後、10年もの間消息を絶っていた。 

家名存続の危機に瀕した甲賀の宗家、世阿弥の娘・お千絵は悲嘆に暮れる。 

世阿弥を捜索するために法月弦之丞が 命がけで阿波への潜入を決意する。 

しかし、予想もつかない試練が待ち受けていた。 

お十夜孫兵衛、天堂一角、旅川周馬。 彼らの執拗な妨害が、彼らの行く手を阻む。

果たして、世阿弥の運命は? 甲賀の家名は守られるのか? 

そして、許されざる恋に身を焦がす男女の想い。 

すべてが鳴門の渦潮のごとく物語が紡がれる。 


※編集秘話※
30年前、吉川英治の本を片っ端から読んでいた。授業のとき、一番後ろの席で夢中で読んだ一冊。

それとは別に、小学生の頃、虚無僧になりたかった。あのニヒルで世捨て人感がたまらんかった。やっぱ変わっていたかも(^_^;)

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